SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンドを最新月報からセクター&構成銘柄分析

2025/11/13

投資

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2025年6月24日に設定・運用を開始したSBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド(年4回決算型)の月報から最新のセクター構成、構成銘柄、投資対象国比率等を調べてみました。

2025年10月31日基準の月次レポート内容

組入上位業種(セクター)一覧

SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド 組入セクター


上位業種で86.44%を占めています。
この86.44%中では銀行、エネルギー、素材セクターで46%程度、ファン全体100%中では41%を占めています。
高配当あるあるで、銀行セクターがコケると影響が大きそうですね。

組入上位国・地域

SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド 組入上位国
組入上位国・地域の83.13%を分母100%として見ていくと、投資対象国21カ国に分散されており、極端な集中はしていない模様です。
新興国ファンドでインドが入っていないのは意外に思われるかも知れません。

組入TOP10構成銘柄を見てみる


組入TOP10企業は?

SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド 組入TOP10企業銘柄

上位10社で18.67%、それほど集中していないと思われます。
先日調査したSolactive Europe 500 Select インデックスは、TOP10企業の割合が19.22%でしたので、それと同等であるという印象です。
(S&P500のTOP10が40%近い集中投資である方が異常なのかも知れませんが)



上位10社のみを見ていくと、これまで目立ってこなかった台湾TSMCが1位に出現します。新興国ファンドでも半導体の強さは流石です。

組入国13位だった台湾、TOP10企業では1位

組入銘柄TOP10セクター比率


組入銘柄TOP10セクター比率

組入銘柄TOP10国の比率


組入銘柄TOP10国の比率


雑感

国やセクターは「新興国内では」程よく分散されていたので、新興国をどこか1国選ぶよりかは、SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンドの方がリスクは少なそうです。

しかし、月次レポートの組入銘柄トップ30を見るとよく分からない会社が多く敷居は少々高いとも感じました。

本ファンドのメリットである高いリターン(利回り)の裏には、より高いリスクが有ることを承知の上でポートフォリオに組み込む必要が有りますね。

オルカン買って寝てる派の私としては以下略ですが、これまでに無い投資信託として好きなファンドです。

新興国ファンドで信託報酬率0.099%という恐るべし低コストを打ち出したSBIアセット様、総経費率でも良い数字を出してくれることを期待しています。

初回分配金はいつ入る?

初回分配金の決算日は2025年11月20日なので、11/26(水)に入金されると思われます。SBIの高配当ファンド入金日は決算日を含めて5営業日目だったと記憶しています。

本ファンドは設定来+20%弱の好調ぶりを見ると、現状では分配金額に期待できるのではないでしょうか。
気が早いですがホルダーの皆様、おめでとうございます!


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