楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)の最新月報が出たので中身を見ていくと
投資銘柄数 75
という数値に「おや?」と思ったので徒然なるままに調べてみました。
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスが参照指数なので、なぜ100ではないのか?という疑問です。
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスを参照し、銘柄を選定
よくよく説明を読んでみると、S&Pの公式説明とファンド目論見書に違いが有りました。当前の話でしたね。
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスは、S&P日本500指数の中から、財務比率に基づき同業他社と比較してファンダメンタルズの強さを考慮し選定された、安定した配当実績を持つ高配当企業100社を測定する。
S&P Global公式より
株式への投資にあたっては、主としてダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス(S&P)(以下、「対象指数」 ということがあります。)を参照し銘柄を選定し、流動性等を勘案して銘柄毎の組入比率を決定します。
参照インデックスと同数の銘柄に投資しているわけではない
此処から先は推測の話なので、そんなこともあるかも知れないなー程度に読んでください。
仮説1.インデックス構成銘柄100全てが、楽天側ファンドの運用方針に合わない?
楽天の運用責任者が日本で本ファンドを継続していくに当たり、将来の成長性や配当持続性を保つために厳しい基準で100銘柄からフィルタリングしているのかもしれません。
仮説2.シャープレシオを高めている?
参照インデックスよりもローリスク・ハイリターンになるようなポートフォリオに組み替えたので、銘柄数が減ったのかも。
これが可能なら楽天の運営様が「神の手」を持っていることになりますが、どうでしょう。
仮説3.流動性を気にしているから?
インデックスに含まれる100銘柄のうち売買が少ない(流動性が低い)銘柄が有る場合は取引コストを考慮し、取引が容易な流動性の高い銘柄を優先orフィリタリングして投資しているケースです。
仮説4.大人の事情説
我々が思い付かないような理由が有って、銘柄数を絞っている説です。
インデックスがそもそも100銘柄に絞っているので、そこから更に数を絞るという理由は思いつきませんでした。
投資対象セクターもインデックスと異なる
以上から、投資対象銘柄数が異なる=投資対象セクターもインデックスと異なります。