最近は微妙なリターンで話題にならなくなってしまった、楽天SCHDの月次レポート見ながら今後を考えてみます。
2025年11月17日に、楽天SCHD(楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型))の最新月次レポートが更新されました。
純資産は微増~微減
SCHDは発売開始から半年程度は人気でしたが、2025年夏頃から伸び悩んでおり、時々純資産流出も発生しています。
S&P500やオルカンに比べてしまうとパフォーマンスが悪いと感じられてしまったのか、某掲示板を見てもプラ転した段階で手放したという記述も散見しました。
2024年末~2025年初にはYoutube界隈でも異常と思われるほどSCHDが持て囃されていましたが、諸行無常です。
全体のセクター構成、トップ10銘柄
本家SCHDと同じで、エネルギーが1位です。
ハイテク関連が少ないのでこれまで株価上昇の波に乗れてこなかったのですが、11月からの米国株市場を見ているとSCHDはその影響が少なく済んでおりアップダウンが穏やかな印象です。
https://www.schwabassetmanagement.com/products/schd#portfolio
組入れ上位10銘柄は?
SCHDトップ10銘柄はほぼ均等に分散投資されており、全体の41.3%を占めています。
組入れ上位10銘柄セクター
トップ10銘柄の41.3%のみを見ていくと、セクター構成はヘルスケアが最も多いです。比較的ディフェンシブな銘柄に集中しているかと思います。
今後もSCHDを買う?買わない?
月並みの見解になってしまいますが、長期でホールドしていきたい場合は為替や市場状況を無視して10年以上の積立&放置してみないと結果は分かりません。
SCHDを購入する理由は、高配当・長期安定リターンを期待するということかと思います。
既に手放してしまったという方は、ここ1年のパフォーマンスに失望してしまったのも分かります。
もう1年、2年先にどうなっているかも冷静に考えてみると、案外SCHDの落ち着いた値動きが有り難かったと思う時が来るかも知れません。
短期的な値上がりに期待するなら、ハイリスク・ハイリターン投機商品が向いています。ただし、ハイリスク=ハイリターンを保証するものではなく「ハイリスク低リターン」の投資先も山程ありますので、リスクが高いものには迂闊に手を出さない方が賢明です。
で、アンタはどうするの?というと
楽天キャッシュのチャージ錬金出口として、楽天SCHDを定額積立しています。10年後にどうなったかその時に考えよう程度の金額なので、気長に放置です。
ハイテク関連が現在の上昇率で今後10年続く確率と、SCHD構成銘柄が途中下落を挟みつつゆっくりと確実に上昇していく確率を冷静に考えると、SCHDを持っている方が良いと判断しました。
(オルカンだけ持ってるのもヒマだしなーという、典型的なダメ投資行動を取っています。)
偉そうなことを書いてますが、実のところは「誰も見向きをしなくなったものを買おう」というヒネクレ志向の賜物なのです。
人気が有る商品を周囲の動きに釣られてしまい焦って投資を行うと、あまり良い結果を産まないと思います。
SCHDをコア投資することはないですが、最終的にはSCHDがオルカンに勝てるはずもないということも理解したうえで「実験枠」としてSCHDをホールドしてみます。