2025年7月6日日曜日

SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド(年4回決算型)の投資対象国、セクター比率

 2025年6月24日に設定・運用を開始されたSBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド(年4回決算型)について調べてみました。

このファンドは、信託報酬 0.099%の低コストと高配当というインカムゲインの魅力と、新興国・フロンティア市場の成長性というキャピタルゲインの期待を併せ持つ一方で、これらの市場特有の高いリスクを内包しています。
政治的・経済的リスク、為替変動リスク、そして銀行セクター(41%)の集中リスクです。

私自身はオルカン&ゴールド買って気絶派なのですが、新興国に魅力を感じる方には選択肢になるファンドになるかもしれません。


交付目論見書から投資セクターと投資国比率を引用します。(現金他6.24%を除く)







まとめ

✅ メリット

  • 高配当とインカムゲインの期待
    定期分配(年4回)インカム獲得。
  • 国・業種の分散によるリスク軽減
    複数国(ポーランド、南アフリカ、中国など)・業種(銀行、エネルギーなど)に広く分散。
  • 新興国・フロンティア市場の成長期待
    高い経済成長率による中長期の値上がり益(キャピタルゲイン)が見込まれる。
  • 銀行・エネルギーセクターの収益安定性
    高配当を提供する業種に偏重し、安定収入の可能性。

⚠️ デメリット

  • 新興国の不安定性
    政治・経済・為替リスクが高く、マイナスリターンの懸念。
  • 市場流動性・情報透明性の低さ
    売買しづらく、信頼できる情報入手も困難。
  • 為替変動リスク
    円高時に資産価値が下落する可能性。
  • 特定国・業種への偏り
    ポーランド・南アフリカ・中国への集中、中国は特に地政学リスクが懸念。銀行業が比率高く、金融危機に弱い。
  • 高配当株特有のリスク
    業績悪化で無配になる可能性。成長性に乏しい場合も。
  • コスト高
    新興国ファンドは運用コストが高く、リターンが圧縮されがち。
    本ファンドはコスト0.099%だが、1年後の総経費率がどの程度になるのか未知数。






Nifty 50とNifty MidCap 50の投資セクター比率を比較

 Nifty 50とNifty MidCap 50の投資セクター比率を比較してみました。 (*2025年7月時点の情報、手動計算) セクター Nifty 50 比率 (概算) Nifty MidCap 50 比率 (概算) 金融(銀行・保険) 35% 20% IT・ソフトウェア ...